2016年7月31日に東京都知事選挙の開票が行われました。

 

今回の選挙は舛添要一前都知事の(政治資金問題で)辞職に伴う選挙で立候補者は最多の21名(かなり多い・・・)ちなみに立候補者は

・小池百合子・増田寛也・鳥越俊太郎・上杉隆・桜井誠・マック赤坂・七海ひろこ・立花孝志・高橋尚吾・中川暢三・山口敏夫・岸本雅吉・後藤輝樹・谷山雄二朗・武井直子・宮崎正弘・望月義彦・山中雅明・今尾貞夫・内藤久遠・関口安弘(投票数順)

 

●女性初の東京都知事小池百合子ってどんな人?

過去最多21名の立候補者の中から初当選した「小池百合子氏」なんと東京都知事の中では初の女性の都知事です!

では小池百合子氏はどんな人なんでしょうか?

小池百合子氏は64歳で兵庫県出身です。元々はキャスター出身で初当選は平成4年の参議院選挙。その翌年に衆議院に転じて、様々な政党を渡りあるき、平成15年に小泉内閣の環境大臣として初入閣

近年で言えば第一次安倍内閣の防衛大臣に就任しており、長く政治家としても活動されていました。

 

●母校のような自民党からは支援なしだったのに圧倒的勝利

 

今回の都知事選挙で「小池百合子氏」は自民党の推薦願を題していましたが、元々自民党は「増田寛也氏」を推薦しており、正直自民党との不仲の状態での立候補でした。(いわゆる分裂選挙ですね)

それでも東京都内のうち自らが定着している豊島区や練馬区の区議会議員らの応援もあり当選しました。

小池百合子氏が勝った勝因の一つはやっぱり政党無指示者からの票を集めたのが大きいのではないでしょうか。

今回の選挙では過去の選挙の中でも2番目に多い投票率が59.7%。

と6割近い投票数を得ているため分母が多かったと思います。

そしてもう一つ。

「大年増の厚化粧」

これは石原慎太郎元東京都知事が小池百合子氏に言ったセリフ。

この発言に対し、普通の人なら激高するなり、大きく反発するところですが、小池百合子氏は冷静に対処をしていました。これはとても大きい出来事で、東京都知事になるにおいて、都民が思うに・・・

①すぐ感情的になる人は都知事としてどうか?

②自分に対する批判をどう対応するかの人間性

がポイントになっていました。ましては石原慎太郎氏の「大年増の厚化粧」発言は40代から上の方々からの批判が強かったです。そこでただ反発をすれば少しだけ支持を得ただけだと思いますが、冷静に対処したことにより、女性だけではなく、男性にも支持を得たのではないかと思います、。

 

●スローガンは政治資金の透明化

まぁ当然と言えば当然の話。それでも政治資金問題での辞職が相次いだこともあり、強く言っていました。元々小池百合子氏も自書の本の書式代133万円の支払いなど取り上げられていました。

立候補のときにもツッコまれていましたが、スキャンダルは無いと言っていましたねー。

次に「女性初の都知事と言うこともあり、、女性政策(例えば待機児童など)」の最適化。

今現在東京都内の待機児童が結構多く、そのため、働きに出れないお母さんが増えており、生活の圧迫と言うこともあります。

都の公園を有効化していきたいと言っていました。(個人的にはそれでも住宅街の場合に周りの反対が大きいから厳しいと思います)

「保育園落ちた。日本しね」の発言もありましたし、頑張っていただきたいですね!

最後に4年後の東京オリンピック・パラリンピック。どこにどんな資金を使っていくのか。

今後の小池百合子氏の活躍に注目です!

 

●選挙の時の供託金ってどうなるの?

 

そういえば今回の都知事選挙において、供託金というものを国に納めます。これは適当な被選挙人が出ないようにするという意図もありますが、この供託金って選挙の後どうなるかご存知ですか?

まず都道府県知事の立候補の際の供託金は「300万円」。つまり選挙にただ出るだけでも「300万円」ださないといけないわけですね。(車をキャッシュで買えちゃう)

そして選挙が終わった後・・・基本的に多数の人が没収されます。

あえてこんな言い方しました。詳しく説明しましょう。

「都道府県知事の選挙において供託した供託金は立候補者に対する投票数が有効投票数の10分の1を満たない場合は没収される」

ということです。6,546,362票(東京都選挙管理委員会事務局のHPからの情報)

単純計算で6,546,362÷10=654,636.2票。この投票数を獲得しているのは

・小池百合子・増田寛也・鳥越俊太郎の三名。

つまり21人中3人以外は供託金を没収されます。

18人が没収されてしまうということは300万円×18=5400万円

いい税徴収ですなぁ。

※有効投票数に関しては時期や最終結果などによって前後する場合もあるので、必ずしもこの数とは限らないので、参考までに見てください。